m plus plus CEO 藤本さん

「モニター出力モードでは画面を反転
できるので、作業する人が同じ
手の向きで見えるのがいいですね」

用途:実物投影、照明

若いスタッフが多く、大学の研究室がそのまま飛び出したような、カジュアルな雰囲気のm plus plusのオフィス。あちらこちらに謎の装置や道具が置かれている、大きなテーブルで作業しているのは、ダンサーでエンジニアの白洲裕次さん。

こちらでは、なんの作業をしてるのでしょうか?
ハンダ付け?

m plus plusが作っているのは、LEDを仕込んだ舞台衣装。と言っても、単にLEDを光らせるだけではありません。自らダンサーでもあるCEOの藤本さん(写真上・左)が開発したこのシステムは、衣装についたデバイスを遠隔でコンピューター制御し、大勢のダンサーのフォーメーションや振り付けとLEDのライティングが音楽と完全にシンクロするようにオーガナイズするという、唯一無二のパフォーミングアートを作り出します。

現在はEXILEや三代目J Soul Brothersなど、EXILEファミリーのPV撮影や舞台を手がけており、スタッフごとツアーにも同行します。この取材日は、ちょうどツアーから戻ったばかりのタイミングでした。

「先週三代目JSBのツアーが終わったところなので、
衣装についているLEDの壊れたところを
直す作業をしています。
開発だけでなく、振り付けやデバイスの制作管理まで
全部トータルで作れるのが弊社の強みなんです」

その手元を照らすのはスナップライト。作業の様子は実物投影ができる【モニター出力モード】で後ろのテレビに写し出されています。それを見つめるのは、ちょうど企業見学に来た学生のおふたり。

CEOの藤本さんが研究者として大学で教鞭を取っていたこともあり、日常的に学生や研究者が訪れるm plus plusでは、ちょっとした作業のレクチャーにスナップライトが活躍しています。

「普段は照明として使っていて、
みんなに見てもらいたいとき、
すぐに切り替えられるのが便利です。
モニター出力モードでは画面を
反転できるので、
作業する人が同じ手の向きで見えるのが
いいですね」

工程を静止画でメモ的に撮影したり、ちょっと角度を変えてメールしたい手書きメモをスキャンしたり、SnapLiteは普段の作業の中にすっかり溶け込んでいます。

m plus plus株式会社

品川区荏原
info@mplpl.com
http://www.mplpl.com

CEO の藤本さんが開発した、衣装のLEDを遠隔でコンピュータ制御し、音楽と完全に同期させながら発光させるシステムを作る企業。EXILE ファミリーのステージ演出も担当

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