高校教師 眞山和姫さん

「『モニター出力モード』を活用して
生徒が興味を向ける授業を実現」

用途:実物投影機として

ICTを駆使してコミュニケーション力を育む

千葉県立袖ヶ浦高等学校は、普通科のほかに「情報コミュニケーション科」を併設しているユニークな高校です。情報コミュニケーション科では情報に関する専門科目はもちろん、普通科目の授業にもICTを積極的に取り入れて「学び」をより深く広くし、現代人に欠かせないコミュニケーション力を育む教育が行われています。


たとえば全生徒が1台ずつ所有するiPadを利用して、先生の問いかけに応えた生徒がリアルタイムでインターネット検索し、クラス全員でその情報を共有したり、学校専用のSNSに書き込むことで生徒同士が教え合ったりと、授業はとてもオープンで立体的。調べることや学ぶことの楽しさがたくさん詰まっています。

この授業を支えるのが、iPadをはじめとするデジタル機器。電子黒板や、紙のプリントやレポートをデジタル化するのに最適なScanSnapなどが大活躍しています。そこに新しく加わったのがSnapLiteです。どんなふうに使われているのでしょうか。新機能「モニター出力モード」を授業に取り入れている、情報コミュニケーション科教師の眞山和姫さんにうかがいましょう。

「『モニター出力モード』で
電子黒板にプリントやノートを映し出すと
生徒の目が一気に集まります。
言葉で『プリントの何行目を見て』と言っても
聞き逃している生徒も
結構たくさんいるはずですから(笑)、
授業に本当に役立っています」

そう、眞山さんはSnapLiteの「モニター出力モード」を活用して、iPhoneを書画カメラ(実物投影機)として使っているのです。このモードは、iPhoneとモニターをApple TVやVGAケーブルで接続すると、SnapLiteで映している画像をモニターにも映し出せるというもの。これを活用すれば、プリントの中で特に注目してほしい箇所や、コメントを書き込んだノートなどを電子黒板の大画面に映せるので、ここぞというときに生徒の視線と興味を集めることができます。

これまで眞山さんは、グネグネと動かせるクリップ式のスタンドにiPhoneをセットして書画カメラ代わりにしていましたが、安定感は今ひとつ。やや斜めからのアングルになることもありました。そこでSnapLiteを導入したところ、これがまさに「どんぴしゃり」。想像以上の効果があったようです。

「しっかり支えられるので
歪みがなく見やすい画像を映し出せます。
それに教室を暗くして映したいとき、
手元を明るく、程よく照らしてくれます。
これが思いのほか便利で驚きました」

このほか、眞山さんは掲示するプリントのデジタル化にもSnapLiteを日常的に活用しています。「プリントの大事なところに線を引いたら、SnapLiteで撮影して学校専用のSNSにアップします。そのほうが確実に伝わりますから。そういうときにもSnapLiteは手軽で便利ですね」。近い将来の教育のかたちを先取りしたような袖ヶ浦高校情報コミュニケーション科で、SnapLiteはすでに欠かせないツールになっているようです。

千葉県立袖ヶ浦高等学校

1976年に開校。2011年に生徒が1人1台iPadを活用する情報コミュニケーション科を開設し、注目を集めている。
http://cms1.chiba-c.ed.jp/sodeko/htdocs/

 

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